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レースと傘

世界における傘の歴史

日本で傘と言えば、雨傘を連想される方が多いと思いますが、歴史を紐解くと、傘の歴史はなんと日傘から始まったのです。 傘の歴史は今から約4000年前、エジプトやペルシャなどの彫刻画や壁画がからわかっています。傘が一般的に使われ始めたのは古代ギリシャ時代。アテネの貴婦人たちが日傘を従者に持たせて歩いている絵が残されています。こうしたことから、当時の傘は暑い日差しを遮る目的とともに、権力を象徴する道具として用いられていたようです。

 

13世紀のイタリアからスペイン、ポルトガル、フランスなどヨーロッパへ

開いたり閉じたりすることができる、画期的な開閉式の傘(日傘)が誕生したのは13世紀のイタリア。その後、スペイン、ポルトガル、フランスなどヨーロッパに広がっていき、18世紀の印象派を代表するフランスの画家、ルノワールやモネの作品には、日傘をさす婦人たちの姿が描かれています。

 

日本の洋傘は江戸から明治時代

日本でも江戸から明治時代の普及当初は、主に日傘として用いられていましたが、その後日本独自の構造的進化も見られ、雨具として降水に対して使うことが多くなっていったようです。日本に洋傘が持ち込まれた当初の江戸時代の傘は、とても高価なため、一般庶民には手の出せない代物でした。使用していたのは、武家、医師といった一部の方でした。

 

洋傘の普及のきっかけ

普及のきっかけとなったのが、1853年(嘉永6年)のペリー浦賀来航です。翌1854年(安政元年)、日米和親条約締結のためにペリーが浦賀に再来しますが、この歴史的出来事にかなりの野次馬が集まったそうです。そして、このとき、ペリーとともに上陸した上官たちが傘をさしていた姿を、多くの日本人が目にすることになったそうです。 明治時代に入ると、文明開化とともに洋傘も普及し始め、明治元年(1868年)に刊行された書物「武江年表」には、「庶民にも洋傘が普及し始めた」ことが記されています。こうして文明開化の波とともに洋傘は一般的となり、鹿鳴館時代には国産の洋傘が誕生することになります。

 

現在のビニール傘

ビニール傘 年間約8000万本を消費する日本 日本で消費される傘は年間約1.2億~1.3億本で、そのうちの6割にあたる約8000万本がビニール傘です。
ビニール傘はポリエチレンやポリ塩化ビニールなどで作られ、安価で手軽なことから昭和50年代から消費者の間に広がり始めました。
忘れ物もとても多く、都内の紛失センターへ年間約30万本が届けられ廃棄されています。お気に入りの傘を大事に使用するのは気分も上がり、地球へのエコ活動ですね。

 

レースの傘

https://shop.maehara.co.jp/
前原光榮商店

格調高いバラの刺繍が前原らしい晴雨兼用・一級遮光の傘
糸をふんだんに用いた厚みのあるバラの刺繍は、存在感が際立ち人目を引くデザイン。現在では少なくなった、質の高い日本製の刺繍です。刺繍の裏糸に明るい色を用いることで内側の刺繍が映え、暗くなりがちな一級遮光の傘でも顔まわりが明るく見えるようにひと手間加えました。白木の手元にはトンボマークのロゴプレート付き。高級感をより高め、華やかな一本に仕上げました。

生地は強い日差しや紫外線、雨からしっかりと守ってくれる一級遮光。オールウェザー(全天候)対応なので、炎天下や急な雨などいつでも安心してお使いいただけます。
【こんな方におすすめ】
・おしゃれな高機能傘をお探しの方
・傘寿や還暦のお祝いにおすすめの晴雨兼用傘
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