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ORION Lace について

ごあいさつ

メイドインジャパンのこだわり 

 
 日本のエンブロイダリーレースの始まりは大正12年といわれております。
製糸業(絹)紡績業(綿)と同じように国の産業政策の一環としてヨーロッパ(スイス、ドイツ)から機械を輸入し彼等の技術指導の下、日本人の安価で良質な労働力を生かして生産が始まりました。以来、約一世紀の歴史があります。戦争により中断がありましたが、連合軍の占領下であった昭和24年から兵器転換の危機を守り抜いた約230台のレース機を、戦地から復員した日本の技術者が中心となり、カネもモノも不足した厳しい環境下、独力で整備調整し戦後のエンブロイダリーレースの歴史が始まりました。そして、その十数年後には世界一の生産国と成っていくのです。しかし残念ながら、戦前の黎明期から戦後74年、成長→成熟→衰退の過程を経て現在はピーク時の20分の1以下になっているのではないでしょうか。
  
 現在の主要なレースの生産地は中国、東南アジアなどの新興国に移っています。また過去には日本にも一時世界一の生産台数を誇ったエンブロイダリーレース機械メーカーが存在しましたが、現在ではスイスの2社のみです。当社のレース機械は全て日本製でメンテナンスも全て自社で行っています。生産性では最新のレース機にはかないませんが、ほかでは真似のできない繊細でぬくもりのあるエンブロイダリーレースを自信をもって世に送り出しております。
  
 エンブロイダリーレースはインナー、アウターなど衣類に限らず極めて用途の広い素材です。ハンカチ、カーテン、靴、ブレスレット、キャラクターグッズ、ロゴ等々、人々の心を豊かにするアイテムとして幅広く利用されております。エンブロイダリーレース機の特徴としてパンチング(運針を決める)技術により小ロット対応、試行錯誤による変更が比較的容易です。当社は創業以来、数万点に及ぶ柄を開発してきました。現在も進行中です。デザイン、色、立体感、ボーラー(穴空け)など、創造力豊かなデザイナー、クリエーターの皆さんにとりエンブロイダリーレースは魅力的な素材であると確信しております。
 
 オリオンレース工業は、昭和43年に創業し今年で54年目を迎えます。半世紀に亘り日本のレースの歴史の一旦を担ってまいりました。日本人は優れた感性を持った国民です。多くの世界的デザイナーを輩出しています。日本人の感性に対応した製品を創出し世界に広めていくためにも、メイドインジャパンのレース産業を守り、その価値を世界に発信していく責任を強く感じております。
 

 
代表取締役社長 谷川 正樹

プロフィール

会社概要

商号

オリオンレース工業 株式会社

資本金

10,000,000円

代表者

代表取締役 谷川 正樹

設立

1968年1月

所在地

〒331-0823
埼玉県さいたま市北区日進町3丁目148番地

連絡先

代表電話:048-664-6166 FAX:048-666-9753

社員数

15名

取引先

レース専門問屋他

主要機械設備

・エンブロイダリーマシン
 HITACHI ZAC ・・・  3台
 HIRAOKA EF   ・・・  2台
 HIRAOKA SG-15 ・・ 1台
・パンチングマシン
 コンピューターパンチ ・・1台
 メカパンチ   ・・・・・・1台