HOME | 製造工程

オリオンレース工業 技術的特徴

当社は中核的技術であるパンチング(運針を決める)を自社内で行い、機械の調整、ボーラー研磨等も自社技術です。従ってお客様のご要望にきめ細かく対応できているものと確信しております。特に多様な素材に対するボーラー(穴空け)技術は長年の技術的蓄積そして経験が不可欠であり、コンピュータでは表現が難しいアナログな味を職人技で実現することを目指しています。

1. ペーパーデザイン

デザイナーの方からレース画像の原画をいただきます。

 

2. 製図

ペーパーデザインを元に6倍に拡大した製図を作成いたします。

 

3. パンチング

仕上がった製図を元にレース柄を表現するために、手作業で行うことで針間隔をわずかに詰めたり広めるなど、微妙な加減で風合いを表現する職人の技量が問われる作業です。

 

4. カード作成

手でパンチング(針を通す箇所を打つこと)していきます。どんな柄も「一筆書き」で表現する必要があります。

 

5. 原反の前処理

織機にかけるため、原反(げんたん:元の長い無地布)を14.7mに切り、必要部分を縫っていきます。

 

6. 糸かけ

小分けした糸を織機にセットしていきます。

 

7. カードセット

パンチングカードを本機にセットします。このパンチングのデザインによってレースの柄が表現されます。長くて重い原反は2人がかりで織機にかけます。

 

8. 刺繍

織機を動かし刺繍をします。

 

9. 補修

糸切れで機械がうまく縫えなかった箇所やキズなどをミシンで直します。職人技の世界です。修正がある場合は抑えなしの手振りミシンで。できる人は日本に何人もおらず、時に機械の動きもみて再現する。

 

10. 検品作業

1つ1つ手作業で仕上がった製品の検品を行います。